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小さなビオガーデン施工のようす。

ビオガーデンは、山林の一部の風景を庭に持ってくると言う感じです。最近よく耳にするビオトープとはコンセプトが違います。ビオトープは、できる限り自然の生態系を庭に取り戻そうと言うことですが、一般家庭の庭では非常に難しいと思います。植える樹種も一般には流通していませんし手入れも大変です。水生植物にしても池や流れに粘土などを入れないと育ちません。そのため水は濁ってしまいます。湧水でも有れば良いのですが一般家庭には無理な話です。そんな訳で一般家庭で施工できるビオガーデンとは、山林を散策していて小さな水音が聞こえてくる近づいてみると小さな清流があるそんなイメージです。完成までのようすをご覧下さい。


ビオガーデンの製作工程をどうぞ。

ビオガーデン小川の基礎
ビオガーデンの工法GRC

地面に溝を堀りコンクリートで形を整えています。この時のコンクリートはGRCと言う工法です。これは鉄筋を配さなくても同等の強度が出ますので、三次元の土壁をコンクリートで固定するのに便利な方法です。


ビオガーデンの小川の遮水シート
GRCによる小川の成型

コンクリートが硬化したらサンダー等で表面を滑らかにします。実は池の深い所では水の重みと石積みの重みで3ton程度の重量が遮水シートに掛かります。そのため写真にある白いシート(おまじないシート)は、傷防止と重量拡散の役目をします。


ビオガーデン、小川の石積み
流れの確認

いよいよ石の配置です。石自体はモルタルで固定していきます。テレビの某ガーデニング番組で穴を掘っていきなり遮水シートを敷いているのを見ましたが寒冷地では無理があります。


軟石敷き
板塀の完成

軟石敷きです。札幌の石山から産出される石山軟石です。加工が比較的自由になるので面白いデザインが可能になる石材です。屋根の雪が落ちる場所で植栽が出来ませんので軟石敷きにしています。板塀もいつのまにか。


雑木の植栽
山野草や苔の植栽

植栽です。植える木は自然な感じを演出する一番大事な要素です。大きな木を植えただけでは、それらしい雰囲気がでませんね。このあと山林へ行き雑木の苗木や山野草を自然の恵みを少し分けてもらいました。石畳も見えますね。ハイヒールで歩くと転びます。


ビオガーデンの中の石畳
植栽の完成

完成です。苗木や山野草とコケの生えた流木を配置してみました。地面が緑に見える所はスギゴケです。茶色に見える部分は樹皮繊維でマルチングしています。このマルチングの下にも苔の種を蒔きましたので、春には顔を出すでしょう。


ビオガーデンの完成
ビオガーデンの全体

樹種も様々です。四季を通しての変化を楽しめるでしょう。水が庭に動きを与えるのは何とも言えない風情があります。 最後に、施主がこの庭で仕事の疲れを癒し街の雑踏を忘れていただければと願います。