ビオガーデンの施工例
ビオガーデンは、山林の一部の風景を庭に持ってくると言う感じです。最近よく耳にするビオトープとはコンセプトが違います。ビオトープは、できる限り自然の生態系を庭に取り戻そうと言うことですが、一般家庭の庭では非常に難しいと思います。植える樹種も一般には流通していませんし手入れも大変です。水生植物にしても池や流れに粘土などを入れないと育ちません。そのため水は濁ってしまいます。湧水でも有れば良いのですが一般家庭には無理な話です。
そんな訳で一般家庭で施工できるビオガーデンとは、山林を散策していて小さな水音が聞こえてくる、近づいてみると小さな清流があるそんなイメージで造りました。どうやって水を流しているの。庭が水浸しにならないの。はい、流れや池は防水しています。気になる方は「池や流れの作り方」こちらへどうぞ。
流れのある飲食店の庭






庭全体を苔で覆っています。苔はハイ苔が主で他にも数種類植えています。年数が経つと流れの石が苔で覆われるでしょう。その時、木々も葉を茂らせ全体に心地良い日陰ができて、作りたかった庭の完成です。
水の流れを楽しむ庭






日当たりの良い場所のため、日陰向き日向向きの数種類の苔を植えています。その場所に適応する苔が繁殖するのを期待している訳です。庭に水が流れるって、いつ見てもいいですね。
小さな森の庭








苗木や山野草とコケの生えた流木を配置してみました。苔はスギゴケです。樹皮繊維マルチングの下にも苔の種を蒔きましたので、春には苔が顔を出すでしょう。
時間をかけて森にする庭




苔を植える前の状態です。裏山に苔が自生していますのでチョコッと拝借して、施主様が撒きゴケ等をして増やしていく予定です。時間は掛かりますが、楽しい時間です。