TOP

vertical_align_top

和風見本園-製作の様子

和風庭園の見本園で使用しているFRP製の擬岩が、どんなふうに作られるのか、行程をご紹介致します。FRP製擬岩は当社の製作工場で製作し、トラックに積める大きさに分割します。トラックに積める大きさであれば、重量は本物の150/1しか有りませんので、運搬には問題有りません。現場(庭木流通センター)ではクレーンで設置をし、分割した部分を接着し一体化処理をします。そして植栽や飛石などを配置し和風庭園の完成です。

完成した和風庭園の景観。手前に設置された擬石の石積みと、奥に広がる緑豊かな植栽、砂利道が調和した空間。
擬石を用いて完成した和風庭園の景観。緻密に組まれた人工の岩壁の前に、手入れされた松やツツジの植栽、一面に敷き詰められた砂利が広がり、本物の自然石のような重厚感のある庭。

自然石からの型取りとFRPパネルの型抜き

自然の石を使用して(原形と呼ぶ)ゴム型を取ります。取れたゴム型に樹脂を何層にも貼付けます。樹脂が硬化したらゴム型を剥がします。細かな説明は当社のノウハウがギッチリ詰っていますので企業秘密とさせていただきます。

擬石の製作工程1。ピンク色の下地材が塗られた、岩の原型となる造形物。
擬石の製作工程2。岩の表面の凹凸をかたどった、茶色の成形用型の内側。

石組みと着色

石肌の付いた樹脂(FRP)を組んでいきますが、この時が造園屋の石組み技術を必要とします。かなり上手に組めましたので、後は着色となります。よーく自然石を観察しながらそれっぽく色を付けていきます。

擬石の製作工程3。塗装が施され、本物の巨大な岩のような質感に仕上がった擬石のパーツ群。
擬石の製作工程4。アトリエ内で仮組みされた巨大な岩壁の擬石。中が空洞になっている様子がわかる。

運搬と設置

工場の中から現地(庭木流通センター)に運ぶためトラックに積込です。大きな石に見えてもFRPですから凄く軽いんです。いよいよ現地に到着しました。全体のデザイン(レイアウト)を考えてFRP製巨岩の据え付けです。(写真の岩はチョロチョロと水を流す岩清水の部分です)

擬石の搬入。積雪の中、トラックの荷台に積まれた巨大な岩壁状の擬石。
擬石の吊り上げ。クレーンを使用して、巨大な岩壁のパーツを設置場所へと慎重に移動させている様子。

植栽をして完成

植栽をして完成です。殆どの方が擬岩とは気づかないようです。当社としてはFRP技術の宣伝の意味がありますので、気づいてもらはないと困るのです。だから、「それ擬岩だよ〜 触って見るとわかるよ〜」などとわざわざ教えています。こちらの予定どうりにはいかないものです。

設置された擬石の岩壁。岩の隙間から水が流れたような跡や苔の質感がリアルに再現されている。
完成した和風庭園の景観。手前に設置された擬石の石積みと、奥に広がる緑豊かな植栽、砂利道が調和した空間。