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造形物製作のようす

造形物を製作するのに決まった工法や材料がある訳ではありません。まず最終仕上がりを想像して、作業行程を逆回しにします。その中で具体的な資材や材料を検討し工法を決めます。

FRP擬岩の製作工程 ケース①

FRPを使用した擬岩です。今回は、大きな岩が積み重なったような仕様なので、まずはいろんな種類の擬岩パネルをひたすら型抜きしていきます。

FRP擬岩の型取り工程。岩のテクスチャを写し取ったメス型に、補強用のワイヤーメッシュを張り巡らせている様子。
作業場に並べられたFRP製の岩のパーツ。軽量で高耐久な造形物が、土台の上で成形されている状態。

現場では、壁からの出幅に制限がある為、わかりやすいように合板を敷き制限内に収まるようにしつつ、現場をイメージしながら自然体になるようパネルを仮組みしていきます。

壁面状の擬岩製作。FRPで成形された岩のユニットを組み合わせ、巨大な岩壁の造形を組み上げている工程。
壁面状の擬岩製作。FRPで成形された岩のユニットを組み合わせ、巨大な岩壁の造形を組み上げている工程。

接ぎ手を処理し、表からはわからないように一体化させていきます。

擬岩の継ぎ目を裏側から繋ぐ処理をしている様子。
継ぎ手処理を施し、表側から見てもどこが継ぎ目かわからない様子。

自然に見えるよう、ひとつひとつの石も微妙に色合いを変えながら、色付けをしていきます。

着色が完了した擬岩のディテール。地衣類や苔が付着したような複雑な色調を塗装で表現している完成間近の状態。
岩肌のテクスチャのアップ。FRP表面に細かな砂や凹凸を施し、本物の岩のザラつきを忠実に再現した仕上げ。

現場の壁に隙間なく合うようにまっすぐカットし、一度完成させた後、搬入・搬送出来るサイズにカットし分割させます。

現場の壁にピッタリくっつくよう、スパッと真っ直ぐに切られた擬岩の背面の様子。
完成された擬岩パネルを、分割して離れた状態の様子。

現場にて継ぎ手を処理し、躯体に固定し完成です。

分割された擬岩のユニットが、現場に搬入された様子。
連結されたFRP擬岩の全景。塗装による陰影の表現で、広範囲にわたる自然な岩壁の連続性を生み出している様子。

FRP擬岩の製作工程 ケース②

FRPを使用した擬岩です。大きな擬岩のパネルを作るためには、小さな擬岩パネルを貼り合わせて作ります。

FRP擬岩のパネル組立の様子
FRP擬岩のパネル

工場内に現場と同じ寸法の仮躯体を作り、そこにパネルを張り付けて、一つの大きな岩に見えるように組み立てていきます。

FRP擬岩のパネルを組立て更に大きくしていく様子
FRP擬岩のパネルを組立て更に大きくしていく様子

接ぎ手を処理し、いちど工場内で完成させます。次に現場に搬入出来るサイズまで切断しトラックに積み込みです。

FRP擬岩のパネルを組立て陰影を出す様子
FRP擬岩のパネルを組立て陰影を出す様子

搬入の為にバラバラにしたパネル。

FRP擬岩のパネルを組立て後に切断する様子
FRP擬岩のパネルを組立て後に切断し積み重ねる様子

搬入の為にバラバラにしたパネルを現場内で再度組み立てて接ぎ手を処理。

FRP擬岩の現場組立の様子
FRP擬岩の現場組立の様子

完成です。

FRP擬岩の現場組立完成のようす
FRP擬岩のカウンター部の現場組立完成のようす

GRC擬岩の製作工程

GRCを使用して擬岩を製作しています。ガラス繊維を混ぜたモルタルです。
GRCの利点は、無筋でも割れない事。写真は型出し・ラス張りの工程です。

GRC擬岩の下地型出し、ラス張りの様子
GRC擬岩の下地型出し、ラス張りの様子

GRCの塗りつけを何度も繰り返し厚みと溝(山と谷)を同時に作ります。

GRC擬岩の塗りつけ工程の様子
GRC擬岩の塗りつけ工程の様子

最後の塗りつけでエッチングします。このエッチングで岩のクラックや欠けた感じを出します。

GRC擬岩塗りつけ成形後、陰影を出す為エイジング塗装を施した様子
GRC擬岩塗りつけ成形後、陰影を出す為エイジング塗装を施した様子

エッチング後、陰影を出すよう塗装仕上げをして完成です。

GRC擬岩塗装後、完成した様子
GRC擬岩塗装後、完成した様子